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September 19, 2004
珈琲時光 CAFE LUMIERE



この映画はいいです。いろいろな事を思い出させてくれた。
日本と言うか、昭和の音、湿度、日本人。まだまだ東京にも昭和の匂いが残っているエリアがあるのね。妙に落ち着く感じ。JRも考えてみれば昭和的。悪い意味ではなく。小津安二郎は後期の映画しか観れてないけど、確かに、あぁ、と思わされる絵はあった。だけどそんな事はすぐに頭から消えた。途中で小津安二郎の事は忘れてしまった。そんな表層的な事でなく、映像から伝わってくる人、つまり普通の自分と同じ様な経験をして、同じ様な環境に生きている日本人の微妙なニュアンスみたいなものがとっても伝わりすぎて、映画に集中できたので。楽しめたというか。
最後のエンドロールまで終始眼が離せなかったな。小林稔侍はうまいね。押さえに押さえた演技がすごい。そうそう、日本のお父さんってこうだった。ものわかり良すぎないけど、口数も多くないけど、存在感あって信頼感ある。ハイビスカスのお母さんもうまい。役者が伸び伸びしてて自然体でいい。
とってもいい。とにかくいい。また観たいし、人にも勧めたい。確かに小津安二郎が生きていればこんな風に今の東京を撮ったかもしれないね。ヨーロッパの映画とは違う手法だけど、観た後に観客に自由に考えたり反芻させてくれるのはうれしい。この監督、もっと観よう。
投稿者 td : September 19, 2004 01:53 PM
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